産後に『体のあちこちが痛む』『いつまでもお腹が痛む』『腰が痛む』『母乳が少ない気がする』『これでいいのだろうかといつも不安』『夜眠れない』などの不安や悩みを抱えておられるママは年々、増えています。
その他にも『お腹が締まらない』『むくみが取れない』『体重が元の戻らない』などの健康面と美容面の両面から心配する声も伺います。
これに対して『産後の骨盤矯正をすれば、すべて解決する。』というような内容の整体院や骨盤ベルト会社のHPや広告を見かけます。・・・・が 「産後の骨盤矯正をしても産後の体調不良や不安感が取り除かれるわけではありません。」
もちろん、産後に骨盤(恥骨)がズレたり、骨盤の後部に位置する仙腸関節と呼ばれる骨のつなぎ目が緩んでいることはありますのでその場合は必要なケアではありますがすべてが解決するわけではないのです。
産後の骨盤に関する問題は健康状態を取り戻せば、勝手に正常化してくるのが本当のところです。
最近は生活様式の変化から出産でズレた恥骨が自然に戻らない方も増えていますので早く、戻した方がいいのは事実ですが
何度も通院が必要なものではないことも知っておいていただきたい事実です。 では、「産後の体調不良や痛みや不安感をどう解決すればいいのか?。」
まず、知識として、持っておかないといけないことは食事に関する知識です。
産後の疲弊した体を戻すことはもちろん、母乳のためにも必要な知識です。
食事のことを知り、実践できれば、7割以上の問題は解決すると思います。
色々なものを売るための情報に惑わされない正しい知識を身につけることで産後のトラブルは解消できます。
当院では開設以来、産後のママと赤ちゃんの健康について、研究を重ねてきました。。
正しい知識を得て、楽しく子育てに励んでいただけるように色々と書いてみましたので是非、ご覧ください。
『産後だから仕方ない』と、思っている方へ
『産後の問題点』について
よくあるご相談を書いてみました。
気づいてない方もおられますので是非、ご一読ください。
- 腰痛に悩んでいる
- 恥骨が痛む
- むくみが引かない
- お腹が締まらない
- 手首や肘が痛む
- 眠いけど、眠れない
- 悪露(おろ)が止まらない
- 尾骨が痛む
- 肩こりがひどい
- 頭痛がする
- 後頭部から首が痛いまたはこる
- 足首や膝が痛い
- お腹が痛む
- 帝王切開の傷が痛む
いかがだったでしょうか?
1つでもある場合はケアを検討した方がいいでしょう。
是非、おかだ鍼灸整骨院にご相談ください。
産後のケアが必要な理由
産後のケアが必要な理由として『昔と今の生活様式の違い』が大きな原因です。
産後の骨盤矯正が必要だと言われ出した年代は50歳前後(平成31年現在)の方くらいからです。
この原因は日常生活が便利になり、骨盤(恥骨)を開く動作がなくなったことが大きく関与していると考えられます。
トイレの洋式化も大きく関与していると思われます。
産後のお悩みで多いのが骨盤の歪みの他に『むくみ』です。
むくみが取れない妊婦さんは昔から多いのですがこれも食生活の問題が大きく関与しています。
体中が痛む方は『赤ちゃんを抱くから』という方がおられますが赤ちゃんは軽いので、全身を痛めるような負担はかからないと思われます。
関節が緩んでしまうくらいむくんでいる方が多いようです。
比較的、多くご相談を受けるものをご紹介させていただきましたがそれぞれに明確な理由があります。
それを知ることで楽しく子育てに取り組んでいただけるようになりますのでご自身の問題点をまずは知るところからはじめましょう。
産後に自分でできるケア
『ママの元気が赤ちゃんと家族のパワーの源』
当院では産後のママに最初にお伝えしています。この意識がとても大切なことなんですね。 そこでまず、お試しいただきたいことが !?
①甘い物やグルテンの多い食品を避ける
東洋医学では『陰性食品』と言いますがむくみや冷えを招く食品とされています。
産後のママには冷えはもちろん、水分代謝の管理が大切なんです。
それを損なうような食品は避ける方が無難です。
②よく噛むこと
日本人の『おいしい基準』が柔らかくて、甘いものになっている昨今、『噛まない食生活』が通常になってしまいました。
何が問題かというと『唾液が出にくくなる』こと。
唾液は胃腸や体のその他の酸や熱を緩和してくれる働きがあるのです。
体中の関節に痛みが出る方は関節に熱を持っています。そのほとんどの方が唾液の分泌が低下していると考えられます。
その他にも体調不良を起こす原因はありますがまずはそこから取り組んでみてはいかがでしょうか?
ママが元気に子育てに励むために 早期回復には重要なのです。
産後のケアはこんな施術をします
①水分代謝の調整
妊娠や出産、産後のお体で重要な要素が『水分代謝』です。
水のないところからは命の誕生はありませんので当然と言えば当然なのですが水の管理が出来ているかどうかが大切です。
ママの体の60%、赤ちゃんの80%は水分ですから水分代謝と健康は切り離せないものなのです。
『水分代謝を良好に保つためには何が必要か?』をお伝えすることと並行して、腎臓や膀胱を中心とするツボに鍼灸の施術を施していきます。
水分代謝を整えることは母乳にも大きく影響します。
ママの体の水分代謝が良くなると母乳にも力が湧いてきますので赤ちゃんの健康管理もしやすくなるのです。
東洋医学では『水毒』という言葉が存在するくらい、水の管理が出来ていないお体は健康状態を保つことが難しいんですね。
「水分代謝を整えることが産後のママの体を良好に保つのです。
そうなることで良質の母乳が出て、赤ちゃんも元気になる当然と言えば当然のことなんです。
②確実な『骨盤調整』
現在の日本での生活様式では産後の骨盤調整は必須と言っても過言ではありません。
日常生活の動きの中では戻らないことの方が多くなってきました。
産後の一番問題になるのが『恥骨のズレ』です。自然分娩の方は当然、赤ちゃんが出てくるところなので開くわけです。
開いた恥骨が真っすぐに閉じてくれればいいのですが歪んで閉じて、そのままの状態。こんな方が非常に多いことも最近のママの特徴です。
自然分娩でなく、帝王切開で出産されたママには仙骨と腸骨の引き締めの方が大切になります。
一般的な骨盤矯正と言われることと同時に切開部の癒着防止のためのケアが必要です。
産後のママの中には背中や腰の痛みをひどく訴える方も少なくありません。
呼吸の状態が悪くなり、背中や胸部の筋肉がカチカチに固まっている方にみられます。。
このあたりも早急にケアしていく必要があります。
その他にも膝や足首、手首や肘、首などの関節痛を訴える方も多いのでそのあたりも施術ポイントになります。
③産後の食生活の知識の共有
産後の疲れた体に栄養をたくさん入れると返って疲れてしまうことは少なくありません。
ママの状態と栄養の摂取には気を配る必要があるんですね。
安全でママと赤ちゃんの両方が元気になる食生活をお伝えしています。
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。