四十肩・五十肩は昔からあるお悩みの一つです。よく『自然に良くなった』という声も聞きますが 「いつまでたってもいたみが取れない?」
という方も少なからず、おられます。いたみが取れると信じて
何年も放っておいて、肩関節が固まって動かなくなってしまった方もおられます。
ある程度、様子を見るのもいいですが半年くらい
いたみや動きの制限がある方はあきらめて
医療機関もしくは鍼灸院や整体院に相談された方がいいのではないでしょうか? 「関節が固まってからではよくなるまでに何年もかかるかもしれません。」
四十肩・五十肩という名称は中年期以降の方の肩関節に起こる
いたみや運動制限のことを総称した呼び名ですので
整形外科などの医療機関では別の呼び名で診断されるかも知れません。
自己判断ほどこわいものはありませんので
ある程度の期間が過ぎても解決しないようなら早めにご相談されることが大切です。
原因不明と言われたり、ホルモンバランスの異常と謳う方がいたりしますが
東洋医学的にはそのほとんどが生活習慣によるものと判断できますので是非、ご相談ください。
いつか、よくなるだろうと思って過ごしていませんか?
『四十肩・五十肩』について
よくあるパターンを書いてみました。
あなたは大丈夫でしょうか?
- 腕を動かすとゴリゴリと音が鳴る
- 特定の方向に腕を上げるといたみがある
- 肩関節がずっとうずくようないたみがある
- 夜寝るときになると肩がいたむ
- どちらかの肩の筋肉が痩せてきた
- ある角度まで腕を上げると力が抜ける
- 荷物を持った後、肩が疼きだす
- 後ろに手を回せない
- 肘や手首までいたみやだるさが出るように
なってきた - じっとしていると肩のいたみが気になる
- 寝返りをうつときに肩がいたむ
- 運動しているときはいたまないが終わった
後いたみが出る - 鎖骨や脇の下にも痛みが出る時がある
いかがだったでしょうか?
3つ以上ある場合は治療が必要です。
是非、おかだ鍼灸整骨院にご相談ください。
筋肉や骨格だけが原因ではないかも?
四十肩や五十肩の原因は意外なところにあります。
現代医学における四十肩や五十肩の原因は特定されないまま、お薬の処方やリハビリが行われます。
でも、それでは表面的な処置になり、解決への道のりは遠くなることが少なくありません。
東洋医学には四十肩・五十肩といった表記はありませんがその原因を特定することは初回の段階である程度は可能です。
いたみや動きが悪い動作を分析することで『どの経絡(ツボの流れ)に問題があるのかを特定できるからです。
肩周辺にあるツボの流れは『大腸、小腸、三焦(腹膜)、肺、心など』のツボが走っています。
そして、そこに負担がかかるような生活状況があるか、ないかを伺いながら原因を特定していきます。
四十肩・五十肩で苦しむ方はお試しください
現代医学的には原因を特定し、適切な処置を見つけることが難しい、四十肩・五十肩ですが、東洋医学では色々な面から日常生活での取り組みをご提案することができます。 まず、お試しいただきたいことが !?
①腹式呼吸をする
腹式呼吸というと呼吸をすると思う方も多いですが実際には『腹膜・横隔膜運動』が正しいと当院では考えています。
肩周辺には肺やお腹の内臓・消化器と関係の深いツボが並びますので腹式呼吸は大変有効です。
②ポンプ運動
肩が動かせないほどのいたみがある場合は腰(体幹)や股関節でもいいので関節を行ったり来たりと緩やかに動かすことが大切です。
肩をはじめとする大きな関節の周辺にはリンパ組織があり、その中のリンパ液の流れを整えることが大切です。
きついストレッチなどは避けた方が無難ですので十分に注意しましょう。
上記の取り組みに加えて、日常生活で筋肉や骨格だけでなく、内臓や胃や腸に負担のかかるような習慣があれば慎むようにしましょう。
適切な処置をしながら原因を特定する ことが四十肩・五十肩の解決には大切です。
当院ではこんな施術をしています。
①全身の骨格調整
全身の特に体の土台となる骨盤の調整は大切です。
その周辺の股関節などの動きもそれと連動する背中の筋肉などの動きにも影響があるためです。
問題のある対角線上の骨盤や股関節に問題がることが多く見られます。
その他には肋骨の動きや横隔膜などの動きも肩の動きには影響があります。
多くは首や肩周辺の筋肉などに目が行きがちですがそうとばかりは言えません。
ときに足首や足底部を調整すると肩関節の動きがよくなることもあります。
何年もの間、がまんしている方もおられますのでバランスが完全にくるっていることはよくあることです。
「骨盤を整えることで脊椎が安定して神経の働きが良くなり、血流が改善し内臓の働きも良くなりお腹も温かくなります。また、東洋医学でとても大事なお腹の温度も上がってくるので、臓器間ネットワークも整ってきます。」
②『水分代謝』と『呼吸機能』に着目した鍼灸施術
東洋医学では『肩の状態は肺を表す』と言われています。
呼吸機能と肩関節の状態は密接に関わっていることが解ります。
一方、肩関節は体の左右にありますが体の真ん中の鎖骨や胸骨の動きが悪くなっている方もおられます。
そこを流れるツボの流れが『腎機能』と関係が深い流れになります。
胸の上部の鎖骨の端を指で押すと痛む方はこのタイプです。
この場合は肩周辺の施術よりも水分代謝の施術を優先させることが大切です。
急がば回れ的な対応でしょうか?
いたみがあるところに施術すればいいといううものでもないことはご理解ください。 ③生活習慣のチェック
生活習慣の中でも毎日の食べることや負担をかける動作に秘密が隠されていることがよくあります。
口にするものは食べ物だけでなく、薬などもありますのでしっかりとうかがう必要があります。
当院では自分で取り組めることも含めて、取り組んでいただいております。
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。