日本人の実に『7人に1人が悩んでいる』と言われる便秘ですが治療院に訪れる方の便秘の方の割合は『3人に1人』くらいに上がります。
やはり、便秘は体調や精神状態を乱す元にもなっていることがわかります。 『便秘』が慢性化してしまうには理由があります。
便秘にもタイプがありますので一概には言えないところもありますが
便秘を慢性化してしまう最大の原因は『薬の使い過ぎ』です。
基本的な便秘の定義は『3日以上、排便がない』『便が出ても、残便感や硬くて量が少ない』ことを指すそうですので
3日以上便が出ないで『お腹が張って苦しい』と感じることが度々、
あるのでなければ薬の多用は控える方がいいようです。 『自分で出せる力を取り戻す』ためにできること。
『便秘薬が手放せない』『浣腸をしないと出ない』という方もおられます。
通常、女性の方が圧倒的に便秘の方は多いと思われがちですが50代を超えると
男女差はなくなるようです。更には高齢になるほど便秘で悩む方は多くなります。
当院では便秘の方へ『3つのこと』を伺っています。
①『食事の内容』②『運動量』③『睡眠の時間帯』
便秘だけではないですが健康にもとても重要な要素です。
大切なポイントや対策について、お伝えしておりますので是非、続きをご覧ください。
『便秘はどうにもならない?』あきらめている方へ
『慢性的な便秘』について
当てはまるものを書いてみました。
ご自身と比較してみてください。?
- 毎朝出ないと1日中、憂鬱になる
- 1週間に1度くらいしか出ない
- 毎日、便秘薬を飲んでいる
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便秘になると頭痛がする
- 便が3日位でないと吐き気がする
- 便秘になると尿も出にくくなる
- 便秘対策に乳製品を摂っている
- 便秘になると胃痛が起こる
いかがだったでしょうか?
1つでもある場合は治療が必要です。
是非、おかだ鍼灸整骨院にご相談ください。
便秘の原因は?
『便秘』に対して、過剰すぎる思い込みを持っている方も少なくありません。
『いつも朝の7時に排便があるのに今日はでない。』ことで取り乱す方も実際におられます。
先にも申し上げましたが『3日以上出ない』『お腹が張って苦しい』などの状態でなければ冷静になることも大切です。 『便秘になる理由』を知りましょう。
便秘薬を乱用している方も少なくありませんがそれも便秘を悪化させる原因の一つです。
腸の蠕動運動や腸内の栄養を吸収するための『繊毛』と呼ばれる突起が短くなるという説もあります。
また、『便が出ないこと』だけにとらわれるのではなく、『食べているもの』にも着目する必要があります。
腸内に停滞する食品の代表は『グルテン』です。また、ショ糖や乳糖の摂り過ぎも腸内環境の妨げとなると言われています。
その他にも『食物繊維不足』や『タンパク質不足』の方も少なくないのが現状です。
腸は自分ではコントロールできない『不随意筋』と呼ばれる筋肉で出来ています。
不規則な食事や偏った食生活により、筋肉の発達を妨げていることも最近の傾向としては見逃せない事実です。
便秘を克服するために
『正しい知識』を持って、『実践していくこと』が便秘を解消するためには大切です。 まず、お試しいただきたいことが !?
①腹式呼吸をする
腹式呼吸というと呼吸をすると思う方も多いですが実際には『腹膜運動』が正しいと当院では考えています。
腸内温度を高めることで体の免疫力をあげることにつながります。
②半身浴をする
腸内温度を上げることが免疫機能を上げてくれることが解っています。
また、リラックス効果も期待できることからおススメのアイテムです。
腸内温度が高まると自然と気持ちも楽になりますので合わせて、是非、お試しください。
その他にも『陰性食品』の過食やストレス、お薬などによる原因が見え隠れする方もすくなくありません。
『腸内温度を高める』『筋肉の運動を促す』『食を見直す』ことを実践していくことが 便秘の克服にはです。
便秘の方への施術
①鍼灸で『水分と呼吸の調整』
東洋医学では『肺(呼吸)』と『大腸』は兄弟関係にあるとされています。
便秘の対策でこの知識があると解決への道のりを縮めることができます。
便秘を克服するためには『呼吸活動』を活発にする。
腸に酸素を豊富に含んだ血液をしっかりと送り込むことで便秘の解消に一役買うことにつながります。
また、大腸の『水分の吸収』を促すことで腸内に水が溜まって動かない状態を回避させることも重要です。
大腸の動きと密接に関わる呼吸活動の両方にアプローチできるのが鍼灸施術をおススメする理由でもあります。
当院が採用する経絡治療は体の『水分と呼吸』の働きを活発にすることを目的にしています。腸の筋肉を動かすためにはなにが必要か?冷静に見つめれば、解決策は見えてきます。
②『全身の骨格調整』も必要です。
腸内環境を整えるためには『骨格の歪み』は大敵です。
腸の問題というと『骨盤』をイメージする方がおられると思いますが便秘を解消するためには骨盤の歪みを整えることは重要です。
当院では骨盤と同じくらい重要と考えている部分が『胸郭』と呼ばれる肋骨や鎖骨の部分です。
東洋医学では呼吸器と大腸は密接に関係し合う関係とされています。
大腸の状態を整えるときに呼吸器へのアプローチは欠かせない施術となります。
呼吸と関係する体の骨は『肋骨・鎖骨・背骨』です。
当院では呼吸力の問題を血中酸素や肺活量の測定によって確認しています。
大腸だけに注目するのではなく、全身的な施術が便秘の解決のためには重要です。
③薬に頼らなくてもよい
ずっと薬を飲んでいるけれど便秘が解消されない場合はそれ以上の効果は見込めません。
副作用の観点からも少し、考え方を変えるほうがいいこともたくさんあります。
当院では自分で取り組めることも含めて、薬から離れる方法もお話しながら取り組んでいただいております。
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。