脊椎側弯症は近年、小学校の検診等でも重要視されるようになり
早期に相談に来られる方が増えてきました。
小学生の低学年くらいの段階で施術できれば、よほど重症でない限りは良好な状態に戻りますのでご安心ください。 でも、ついつい『このくらいは大丈夫?』
と、問題を先送りしてしまう方も多くおられます。
大人になると戻らないかというとそうでもありません。 『時間は当然かかりますし、完全に戻せない場合もありますが健康状態に支障が出ない程度には回復できます。』
背骨のゆがみがどの程度、健康状態に影響を与えるかというと
実際には具体的な指標は出ていません。
ですのでご自身の判断によるところが大きいというのが実際のところです。
背骨のゆがみが原因でお体に表れる症状として、最も顕著なのが
『呼吸への影響』です。
呼吸の低下は活動力の低下につながります。簡単に言うと『やる気が出ない』のです。
当院の経験から、詳しく書いてみましたので是非、ご覧ください。
『背骨のゆがみ』安易に考えていませんか?
『脊柱管側弯症』に見られる
よくある様子を書いてみました。
いくつ当てはまるでしょうか?
- 写真を見ると左右の方の高さが違う
- 検診で側弯症と言われた
- 背骨が曲がっているのが見てわかる
- 息がしずらい
- 姿勢が悪い
- 肩甲骨の位置が違う
- 骨盤が歪んでいる
- 真っすぐ歩けない
- 体のあちこちが痛む
いかがだったでしょうか?
1つでもある場合は何らかの対策が必要です。
是非、おかだ鍼灸整骨院にご相談ください。
側弯症の種類について
脊椎側弯症にも種類があり、手術が必要なものから手技療法などで対応できるものまで色々とあります。
●脊椎側弯症の種類
- 〇突発性側弯症
- 〇筋原性側弯症
- 〇神経原性側弯症
- 〇先天性側弯症
- 〇マルファン症候群
- 〇神経線維腫による側弯症
当院のような治療院で回復が期待できる側弯症は『突発性側弯症』『筋原性側弯症』になります。
その他の側弯症に関しては『ある程度の回復が見込めるもの』と『進行や悪化を押さえるためのケア』があります。
その判別についてはある程度、施術を続けてみないとわからないものもあります。
背部の様子の写真等をお送りいただければある程度は判断できますのでメールやLineなどを是非、ご利用ください。
小さなお子様の場合には装具療法などは難しいことが多く、効果を見込めるものであれば早期に対応することが大切です。
脊椎側弯症を克服するために
脊椎側弯症は『骨の問題』と思う方が多いですが実はその周辺の筋肉に問題がある場合の方がはるかに多いのです。 側弯が大きい箇所の左右の筋肉の『緊張と弛緩のバランスを取る』ことが問題解決には大切な視点となります。
①『小さなゆがみ』を見逃さない
目につくような、大きな歪みは素人でも解りますのでどうしてもそこに目がいきます。
ここがポイントになりますが『大きな歪みを引き起こしている小さなゆがみを見つける。』ことが大切です。
小さなゆがみという中には『筋肉の不具合』や『靭帯などの組織の不具合』も含まれますが小さなゆがみの調整が大きな歪みを整えるのです。
②『生活習慣のチェック』をする
先に述べた『ゆがみ』の正体はそのほとんどが『筋肉の硬化』です。
小さな子供の頃から筋肉の硬化が見られるにはそれなりの理由があります。
忘れてはいけないことは『体は食べ物から作られている。』という事実です。
食を中心とする生活習慣が健康を害する要素になっていないかをチェックする必要があります。
それだけでも改善することは少なくありません。
また、当院にご来院の方で「脊椎側弯症」のお悩みだけで来院される方はほとんどなく、「元気がない」や「落ち着きがない」「関節痛(成長痛)」などのその他のご症状と合わせて、施術される方がほとんどです。それぞれに関連が深いことが多く見られます。
それぞれのお悩みと脊椎側弯症の関連を理解する ことが重要なのです。
『脊椎側弯症』の施術紹介
①体の内・外の筋肉を緩めます。
脊椎側弯症の方は大人であれ、子供であれ、背骨の両側の筋肉や靭帯の硬化が見られます。
目で見てわかる部分に対しては『丁寧にマッサージ』や整体施術をすることである程度は緩和されます。
その前に大切な事があります。
側弯が著しい箇所の『ツボ』』から体の内部の状態を読み取ることが重要です。
そして、何らかの負担がかかったり、働きの悪い内臓や胃腸の状態をキャッチして、そこにもアプローチすることが必要です。
『呼吸機能に問題あり』と判断した場合には肋骨や背骨、骨盤といった主要な骨格のゆがみを正すことで周辺の筋肉はフワフワに緩んでくれます。
その後に外側の筋肉にアプローチする方が何倍も効果が高いのです。
「筋肉や骨格の歪みを整えることで脊椎が安定して神経の流れがよくなり、神経伝達もスムーズになります。そして、筋肉の緊張状態がおさまりをみせるようになります。体の内部のアプローチをすることで外側の筋肉も整ってくるのです。
②『筋肉と呼吸機能』に鍼灸でアプローチ
東洋医学では『ツボ』と呼ばれる反応点に対して、鍼やお灸・指圧などを施します。
このツボの流れを『経絡(けいらく)』と呼んでいます。
経絡は体の内臓や消化器とつながりがあるので遠隔的に体の内部にアプローチすることができます。
通常の側弯症の原因は筋肉の不具合です。
言い方を変えると筋肉に十分な酸素供給が行われないと筋肉が硬くなるのです。
具体的には『肝機能と肺の機能』が最も関係が深いためにその強化に向けたツボを選んで施術を行います。
即効性も期待できる施術になります。 ③装具に頼らなくてもよい
脊柱管狭窄症の診断を受けると胴回りを覆うようなコルセットの装着を勧められます。
小さな子供がそれを装着し続けることは到底無理ですし、大人でも外す方が多いことが現実です。
装具による矯正をする期間よりも施術をしっかりと受けて、改善を試みる方がその期間は短くなることが多いのが現状です。
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。