睡眠時無呼吸症候群は自分で気づくことはないために対応が遅くなるのが通常です。 でも、すぐにでも対応した方がいい状態だと言えます。
なぜ、すぐに対応が必要なのかと言いますと
『呼吸』が止まると生死にかかわるからです。
命を亡くすまでいかなくとも
少なくとも睡眠時に体の疲れが取れなかったり
寝起きに体が異常に疲れを感じたりするからです。 「ずっと、体が回復しない状態」
これが積み重なると
いつかは何らかの病気に発展するかもしれません。
『疲れが取れないのが当たり前だと思って、生きていた。』
ということをよく伺います。
そんなことはありません。
まだまだ、明るくて楽しい人生を送っていただけますので以下をご覧ください。
対策を講じないまま過ごしていませんか?
『睡眠時無呼吸症候群』について
よくあるパターンを書いてみました。
あなたは大丈夫でしょうか?
- 体のあちこちが痛い
- 『何もしていない』のに息がきれる
- 寝ても疲れが取れない
- 朝起きた時、体が痛いもしくは肩が凝っている
- 朝起きた時に口が乾いている
- 寝ているのか、どうかわからない時がある
- 夜、度々目が覚める
- 家族に『息が止まっているけど大丈夫?』
と言われたことがある。 - 寝起きや寝ているときに足がつることがある
- いつも疲労感がある
- やる気が出ない
- イライラして怒りっぽくなることがある
いかがだったでしょうか?
3つ以上ある場合は当院にご相談ください。
早期の対応が必要かもしれません。
睡眠時に呼吸が止まるには原因があります
睡眠時に無呼吸になる方の多くは疲労感を常に抱えておられます。
結局は『疲れが取れる時間帯がない』ことが原因なんですね。
起きているときに『息を止めてみてください。』
通常の方ならほんの20~30秒で苦しくなってしまいます。
それを数回繰り返すと疲れますよね。
寝ているときに無意識のうちに何度か、この状態が起こっているのです。
疲れが取れるはずの睡眠時間が逆に疲労をため込む時間帯になっているのです。
睡眠時無呼吸症候群を克服するために
現代医学的には原因を特定し、適切な処置を見つけることが難しい、睡眠時無呼吸症候群ですが、東洋医学では色々な面から日常生活での取り組みをご提案することができます。 まず、お試しいただきたいことが !?
①腹式呼吸をする
腹式呼吸というと呼吸をすると思う方も多いですが実際には『腹膜運動』が正しいと当院では考えています。
寝ているときの呼吸は起きているときに比べて、深いのが通常です。
代謝と体温を上げて、体の老廃物を処理しやすい環境を作り出すためです。
この環境を自分で作ることが睡眠時にもいい影響をもたらしてくれます。
②お腹を空かせる時間を作る
できれば、睡眠時に満腹の状態は避けたいところです。
疲労や老廃物が処理される睡眠時に血糖値が上がっているとホルモンバランスが崩れると言われています。
お休み前はお腹いっぱいの状態は避けましょう。
当院に「睡眠時無呼吸症候群」のお悩みだけで来院される方はほとんどなく、「腰痛」や「首の痛み」「肩こり」などのその他のご症状と合わせて、訴える方がほとんどです。
睡眠時無呼吸症候群の克服は お体全体のために重要な要素となります。
当院ではこんな施術をしています
①整体で体全体の骨格を整える
睡眠時無呼吸症候群は『呼吸機能』が最大のポイントになります。
呼吸と最も関係が深い部分は『肺』です。その肺が入って部分を守るのは肋骨です。
『呼吸の安定』のために鎖骨や肋骨などの動きは重要な指標になります。
また、体全体の歪みにも着目する必要があります。
呼吸が不安定な方は体中の筋肉が硬くなっているために体の各所で歪みが起こっています。
いくら自分で運動などをしてもこの歪みを取り除くことはできません。
筋肉の柔軟性には呼吸機能はそれほど影響しているのです。
「体全体の歪みを調整することで呼吸が安定し筋肉に十分な酸素供給を促します。それにより、体の回復力がアップしてくるのです。寝れば疲れが取れる体つくりの第一歩は呼吸の安定と言っても過言ではありません。
②『鍼灸』で体の内部からもアプローチします。
東洋医学では『ツボ』と呼ばれる反応点に対して、鍼やお灸・指圧などを施します。
このツボの流れを『経絡(けいらく)』と呼んでいます。
経絡は体の各臓器(肝臓・腎臓・心臓・肺など)を通り、全身の水分や血流の調整をしながら健康状態を維持しています。
何らかの原因でこの経絡の流れに停滞が起こり、臓器間ネットワークが乱れてしまいます。
臓器間ネットワークのどこに問題があるかが解れば後はその修正を鍼やお灸、整体施術などを駆使して調整するだけです。
心と身体は連動して働いているというのが東洋医学の考え方です。
身体を改善させると心も一緒に良くなります。 ③生活習慣のチェック
体の状態をいくら整えても根本的な生活状況が劣悪では前に進むことはできません。
栄養の偏りや栄養不足などのチェックも行う必要があります。
ご自身で思い当たる部分がある場合はいいのですが気づかないこともたくさんありますので十分なチェックが必要です。
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。