ばね指
(弾発指)(腱鞘炎)
ばね指(弾発指)は腱鞘炎の一つで指を曲げると伸ばせなくなったり、
しっかりと曲げられない状態になる現象です。 一般的には使い過ぎと言われますがそんなに手を使わない方にもばね指(弾発指)でお悩みの方は少なくありません。
では、なぜ、ばね指(弾発指)は起こるのでしょうか?。
指に影響が起こる腱鞘炎の原因が使い過ぎ以外の原因で起こることを不思議に思うのは当然ですよね。 当院では『ばね指(弾発指)が起こった指によって原因が違う』と考えています。
ただし、複数の指にばね指(弾発指)が同時に起こる方が稀におられます。
こんな方は是非、整形外科もしくは内科でもいいので受診された際に
血液検査を受けられることをおススメいたします。
何らかの異常が見られることが多いことは事実です。
指がケガではなく、自然に動きを制限されることは
何らかの異常を体が送るサインと受け取りましょう。
当院の弾発指の方へお伝えしていることや
具体的な施術方法などを詳しく書いてみましたので是非、ご覧ください。
『ばね指(弾発指)』安易に考えていませんか?
『ばね指(弾発指)』の方に
よくある様子を書いてみました。
いくつ当てはまるでしょうか?
- 朝、指が曲がったままになっている
- 手を最後まで握りこめない
- 指の付け根に物が当たると痛む
- 指の付け根が突然、腫れてきた
- 指を曲げると『カクッ』と引っかかる
- 片方の手で指をおこさないと指を伸ばせない
- ばね指が数年続いている
- 親指と中指と薬指がばね指になっている
- 整形外科で手術を受けたが治らない
いかがだったでしょうか?
1つでもある場合は何らかの対策が必要です。
是非、おかだ鍼灸整骨院にご相談ください。
『ばね指(弾発指)』の原因について
ばね指(弾発指)が起こっている指によって原因がや違います。
●『ツボの流れ(経絡)から見る『ばね指(弾発指)が起こっている指にからみる考えられる原因』
〇第3指(中指) → 呼吸器
〇第2指(人差し指) → 消化器
〇第1指(親指) → 呼吸器
〇第4指(薬指) → 消化器・冷え
〇第5指(小指) → 消化器・脈管系
ばね指(弾発指)が起こっている指がどの経絡(ツボの流れ)を通っているかから問題点が見えてきます。
特にその部分が病気に侵されているとまでは考えなくてもいいですが負担がかかっているかもしれません。
ご自身の生活状況を照らし合わせてみて、思い当たるようなら見直しが必要かもしれません。
指の運動が制限されることは指だけが原因ではないこともあるということは頭の片隅に置いておくことも重要です。
当院ではこの法則に基づいて、生活習慣へのアドバイスや施術を進めていきます。
ばね指(弾発指)を克服するために
ばね指(弾発指)をいち早く解決するためには生活習慣などのチェックが大切です。 問題が『栄養状態にあるのか?』『睡眠が不足していないか?』『お仕事の状況は?』などを伺う中で見えてくることも少なくありません。
①『睡眠』を見直す
筋肉が正常に動くには『血液の質と血流』が重要になります。
血液がきれいにされる時間帯は『23時から翌3時頃』とされています。
これは『成長ホルモン』の分泌時間と関りが深いとされ、その間に就寝していることが重要とされています。
『そんなに早く眠れない』『忙しくてその時間の就寝は無理』という方もあると思いますが生活時間を見直すことも重要かもしれません。
②『グルテンフリー』にする
アレルギー要素がある方は特に取り組まれることをおススメいたします。
『皮膚は腸の表れ』という言葉もあり、グルテンは腸内環境に悪影響を及ぼす食品の代表です。
昨今、世界的にもグルテンフリーは浸透しています。
米食中心の食生活に変えるだけで解決できるかもしれません。
また、当院にご来院の方で「ばね指(弾発指)」のお悩みだけで来院される方はほとんどなく、「肩こり」や「息がしずらい」「体がだるい」などのその他のご症状と合わせて、施術される方がほとんどです。それぞれに関連が深いことが多く見られます。
それぞれのお悩みとばね指(弾発指)の関連を理解する ことが重要なのです。
『弾発指(ばね指)』の施術紹介
①『呼吸筋』を活躍させる。
ばね指(弾発指)の体の状態でほとんどの方のみられる状態が『呼吸力の低下』です。
ばね指(弾発指)を分析すると筋肉への酸素供給の減少がみられます。その改善のためにも『呼吸力』へのアプローチが重要なのです。
胸部や頸部の呼吸と関係する筋肉に『丁寧にマッサージ』や整体施術をすることである程度は緩和されます。
その前に大切な事があります。
筋肉の緊張が見られる部分と関連が深い『ツボ』』から体の内部の状態を読み取ることが重要です。
そして、何らかの負担がかかったり、働きの悪い内臓や胃腸の状態をキャッチして、そこにもアプローチすることが必要です。
『呼吸機能に問題あり』と判断した場合には肋骨や背骨、骨盤といった主要な骨格のゆがみを正すことで周辺の筋肉はフワフワに緩んでくれます。
その後に外側の筋肉にアプローチする方が何倍も効果が高いのです。
「筋肉や骨格の歪みを整えることで脊椎が安定して神経の流れがよくなり、神経伝達もスムーズになります。そして、指の筋肉の緊張状態がおさまりをみせるようになります。体の内部のアプローチをすることで指の筋肉も整ってくるのです。
②『血流と呼吸機能』に鍼灸でアプローチ
東洋医学では『ツボ』と呼ばれる反応点に対して、鍼やお灸・指圧などを施します。
このツボの流れを『経絡(けいらく)』と呼んでいます。
経絡は体の内臓や消化器とつながりがあるので遠隔的に体の内部にアプローチすることができます。
通常のばね指(弾発指)の原因は血行不良と呼吸力の低下です。
言い方を変えると指を曲げ伸ばしする筋肉に十分な酸素供給が行われないと腱鞘に炎症が起こるのです。
具体的には『肝機能と肺の機能』が最も関係が深いためにその強化に向けたツボを選んで施術を行います。 ③手術をしなくてもよい
ばね指(弾発指)になると病院で手術を勧められると思います。
効果が見られればそれでいいのですがそうでない場合もあります。
効果が見られない場合はその後の対策が見えなくなります。
手術はいつでもできます。まずは手術をしないで済む方法を試すことをおススメいたします。
ばね指施術の感想
※効果には個人差があります。
52歳 女性 パート
(大阪市阿倍野区在住)
●どのようなお悩みでご来院いただきましたか?
仕事で指を使う作業をよくしているので、多分それが原因でばね指になりました。最初は軽い痛みと曲げ伸ばしに違和感があったりしました。症状が進み指が動かしにくくなってきたので慌てて岡田鍼灸院に来ました。
●上記のお悩みは施術後、どのように変化しましたか?また、現在はどういった状態ですか?
岡田鍼灸院に通い始め、最初は仕事も休みまずは体調管理と指を休める事にしました。家族も家事等、協力してくれたおかげもあり早く回復しました。お灸や鍼の不思議なパワーもひしひし感じました。現在は普通の生活に戻っています。
●同じようなお悩みのある方へのアドバイスやメッセージがあれば教えてください。
ついつい自分の事は後回しにしがちですが、自分の身体のメンテナンスは大事ですよ。
※効果には個人差があります。
H.H様 56歳 女性
(堺市堺区在住)
以前に両親指をばね指の手術をしました。現在、右中指がばね指の症状が強く、病院で手術をすすめられました。指を使仕事をしており、他の指にも軽い症状がでています。このままでは手術のくり返しではと不安になります。根本的に治したいと思い来院しました。
単なる指の使い過ぎだけでなく、体の内部の状態も大きく関わっていると言われ、体質改善とまではできませんが、生活面の見直しをし、食事療法など行いました。って言っても岡田先生が詳しくレクチャーして下さったので、無理なくできました。すると体が変化してきた頃、指の症状も次第にマシになり、手術の必要もなくなりました。現在は痛みはなく、仕事に支障はありません。
根本的に治したい方、病院で手術と言われた方には、是非一度来てほしいと思います。とても信頼できる先生ですので、オススメです。
働く母様 48歳 女性
(大阪市住吉区在住)
指が痛くてパソコン入力の仕事に支障がでたため病院に行くとばね指と言われました。安静にしてください言われても家事や育児、仕事も休む訳にもいかず痛みに耐えていました。ネットで岡田鍼灸院を見つけ来院しました。
先生にまず症状を診てもらい、鍼やお灸で治療、自分で出来るストレッチも教えてもらい、数回の通院で痛みから解放されました。もちろん「これ以上、酷使してはいけないですよ」と注意もして頂きました。今仕事が続けられるのは先生のおかげです。
※効果には個人差があります。
K.S様 49歳 女性
(大阪市東淀川区在住)
●どのようなお悩みでご来院いただきましたか?
右手親指のバネ指。3ヵ月位前に病院でステロイド剤の注射を打ち、良くなりましたが、又同じ指に再発したため。
●上記のお悩みは施術後、どのように変化しましたか?
また、現在はどういった状態ですか?
何度か鍼をしてもらうと、関節のカクッとなるのがなくなりました。又、炎症もあり痛みもあったのですが、少しずつ痛みもとれ、日常生活に問題なく過ごせています。
●同じような悩みのある方へのアドバイスやメッセージがあれば教えてください。
バネ指だけでなく、風邪気味や頭痛など、その日の体調に合わせた施術をしてくれます。又、体や食事のアドバイスをしてもらえるので、とても勉強になりますよ。
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。