ご来院の経緯
43歳の時に肝機能の問題を指摘され出したころから眠れない日が多くなってきた。当初は睡眠薬は処方されていなかったので飲んでいなかった。50歳を超えたころに糖尿病の診断を受ける。体中が痛くて、特に膝に水が溜まり、月に2回は水を抜いている。その頃から睡眠薬を飲むようになった。
症状
10年くらい前から睡眠薬がないと眠れない状態が続いている。飲まないで寝ようと頑張っていたこともあったが逆に不安になり、目がさえることが多くなったのでダメだとは思いつつ、薬を続けている状態。最近、薬を飲んでも眠れないことがあり、量を増やしたり、薬の種類を変えてもらうと今度は午後までボーッとしていることが多くなってしまったので何とかしたい。
来院された方
期間
70歳 女性 会社役員 大阪市東住吉区
2018年05月15日
通院頻度
回数
週2回;8週間 ※その後は週1回、月2回の頻度。
20回
施術の考え方と経過
当院での検査結果
体幹テスト;胸型
東洋医学的検査;肝虚肺実
骨盤;右偏位
椎骨;C2-3、TH3-4、TH6-7、L2-3、L5-S1
施術方針
持病もあり、体の痛みがきついことから眠れない原因は『血管の硬化』と推測する。※後に血液検査にて動脈硬化指数3.8 肝機能に負担があることからいわゆる細胞の酸欠状態が考えられる。このような場合、まずは肺の機能を上げることが重要である。
内容
鍼灸;肝虚肺実・使用したツボ;曲泉、陰谷、尺沢、陰陵泉、解谿、丘墟、委中
整体;肋骨調整・肩関節調整・肩甲骨調整・横隔膜調整・骨盤調整・頭蓋骨調整および腹部マッサージ
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
同時に施術した症状
腰痛・肩こり・背部痛・膝関節痛
1回目施術後、息がしやすくなった。
2回目来院時
睡眠薬は飲んでいる。
5回目来院時
前回の治療後、ソファーでうたたねをしたまま3時まで寝ていた。その日は飲まずにいたが寝ているのかどうか、スッキリしない状態だった。
10回目来院時
薬を飲まなくても眠れた。
15回目来院時
前回の治療後と昨日は薬を飲まなかった。運動をする機会(ヨガ体験)に行った日は眠れなかった。
20回目来院時
治療感覚が空いたので少し、不安がある。しかし、体を動かした方が眠気があり、眠れているのでヨガを続けてみようと思う。
施術者から一言
比較的早期に改善されてきたことに喜んでいます。糖尿病などの持病がある方は変化が出るまでに少し、時間を要することが多いのですが生活習慣や食事管理などにも取り組んでいただけたことが要因だと思っています。自己管理と正しい知識の大切さを感じる症例です。
衛生管理
hygiene control
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。
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