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『夏の疲れ』と『免疫力』

夏の疲れと免疫力 9月の乗り切り方
夏の疲れと免疫力

9月に入っても残暑は続く見込みだそうですが
そろそろ涼しくなって欲しいと願うのは私だけでは
ないと思います。

例年、10月頃になると夏の疲れによる体調不良を
起こす方が増えてくるのですが2024年は8月の
終盤からいわゆる『秋バテ』を起こす方が早々に
増えているのが現実です。

秋の体調不良はいわゆる『免疫力低下』により
起こっている現実を知っていただくためにお伝え
したいと思います。

もくじ

夏の疲れと免疫力の関係

ここからは免疫に対するイメージが必要なので
もし、ご覧になっていない方は先に
こちらの『免疫とは?』を読んでから先に進んでいただけると
理解が深まると思います。

秋になり、涼しくなる頃になると決まって、
体調不良や体の痛みが起こる方多くなります。

具体的にどんご症状が多いかを挙げてみると

  • 頭痛
  • めまい、ふらつき
  • 耳鳴り
  • 肩を始めとする関節痛
  • 腰痛、ギックリ腰
  • 体がだるい、しんどい
  • 朝、起きる時の痛みや各症状
  • 風邪様のくしゃみや鼻水
  • 下痢、便秘、腹痛

などが多いように思います。

これらのご症状は一見違うご症状と思う方が
多いと思いますが実際には

『呼吸』と『水分代謝』の低下や不具合を原因と
するご症状ばかりです。

東洋医学では秋は『肺』と『大腸』が主役と
なって、体作りをする季節とされていますので
秋に起こるご症状としては至極、当然のことなのです。

※各ご症状についてはご要望があれば、また、詳しく
個別に書いていきますのでお気軽にお知らせください。

この他にもハンノキ花粉症などの重度のアレルギー症状等
が酷くなる方も多くなりますので中々、治療家にとっては
手強いといえる季節です。

1年の中で寒いと感じる季節と暑いと感じる季節が
丁度いい気温の季節よりも圧倒的に長いために
このちょうどいい短い季節に次の季節のへの調整を
することはとても難しくなるためです。

さらにこれらのご症状を改善するために必要な条件である
『一定の体温』が低下している方が非常に多いために
人間の自然に持っている『自然治癒力』が発揮されない
現実もあります。

特に今年は猛暑の影響で冷房による冷えによる影響が
例年よりも強いために8月半ば過ぎから体調不良や痛み
を訴える方が増えているのが現状です。

『人体の免疫力の8割は腸内温度に既存する』と唱える
方もおられるくらい、腸内温度は免疫力の中心となります。

ピンと来ない方のために腸の働きをざっと紹介すると
食べた物、飲んだ物の消化とその栄養素と水分の吸収、
残りかすの排泄、排尿さらには食物繊維からの
免疫バリアの吸収しています。

この働きを完結するためにはある一定の温度が必要です。
冷たい水では食材を調理することはできません。
消化吸収、排泄にも同じことが言えるわけです。

その腸内温度が猛暑を乗り切るためと思って、体を
冷房や冷たい飲み物等で冷やしてきたために下がっている
ために2024年の秋は相当早くに『秋バテ』がやって
きていると考えられます。

『秋バテ』を解消するために必要なこと

腸内温度を高めて、腸内環境を整えて
免疫力を復活させるためには温めるだけでは
今年の場合は不十分かもしれません。

では、どんなことに取り組んでいけばいいのでしょう?

余計なことをし過ぎない。

これが答えになります。


1例として、熱中症一つとっても
『水をたくさん飲み過ぎる』
⇒汗をかかない生活の方は適量で大丈夫です。
『冷房で冷やし過ぎる』
⇒汗をかくことも重要です。
また、夜間の冷やし過ぎは腸内温度が低下して免疫力低下につながります。

猛暑が続いて、体力が低下している時は
胃腸の消化活動も低下しています。
そこに『栄養を摂ろうと肉や魚をたくさん食べる』と
胃腸に熱を持ちます。すると水が欲しくなり、
体を冷やしてくれる甘いものが欲しくなり、
それでも足りないのでアイスクリームや氷を食べ・・・。
と、胃腸に負担をかけて、更に体力が奪われる。

口から入れた物がお尻から出るまでにもエネルギーを
使っています。1000kcalのものを食べれば、それを
消化処理するためにもエネルギーは消費しているのです。
しかも長時間に渡って・・・。

そして、体力が落ちて、むくんで水分をいっぱいに
なった状態で猛暑の中に出ていくと体は一気に水分を
外に追い出して体を冷まそうとします。

ダラダラと汗が止まらなくなり、意識が朦朧となり、
熱中症の出来上がりというわけです。

というように何事においても過剰に体に負荷をかけている
事例が多いように見受けられます。


これらの状態に最も関わる臓器は『肝臓』です。
肝臓は別名、『欲望の臓器』とも言われます。

欲望の臓器は本来であれば、朝に働き出しますが
その前の夜間23時から3時の間に準備を整えています。

欲望を抑えて、涼しくなるのを待つ心構えを取り戻す
には『早く寝る』ことが大切です。

特に体調がすぐれない方は『早めの夕食』も必要かも。
お腹いっぱいの状態では良質な睡眠は期待できません。

その肝臓も腸の活動によって、放出される熱によって
温められています。東洋医学では『相火』といいます。
ある一定の温度が保たれないと血液をきれいにしたり、
体の毒素を集めてきたリンパ液をきれいにできないのです。

2024年9月は『あきらめて、早く寝る。』で乗り切りましょう。w

では、今回は以上になります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

okadaのアバター okada 院長

大阪市生野区のJR東部市場前駅から徒歩4分のところにある『おかだ鍼灸整骨院の院長 岡田彰久』です。東洋医学の良さを皆さんに伝えるための勉強会である『今日から使える東洋医学』もよろしくお願いいたします。

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