ご来院の経緯
1カ月前に朝起きると顔に異変を感じる。鏡を見ると顔の右半分が垂れ下がっている状態。何が起こったのか、解らないまま主人に連れられて脳神経外科に行きMRI等の検査を受け、ベル麻痺と診断を受ける。
点滴に毎日通院するもあまり変化が見られない状態で義母に勧められて来院。
症状
右眉、目尻、口角が下がる
顔全体のむくみが著しい
不眠気味で寝ているのか、どうか解らない状態
息苦しさを感じる
胃の痛み
食べると右口からこぼれる
来院された方
期間
50代 女性 主婦 大阪市東住吉区
2018年6月
通院頻度
回数
週3回;2週間
週2回;2カ月
施術の考え方と経過
〇当院での顔面神経麻痺への検査結果
病院での検査(MRI等)でベル麻痺と診断をうけておられますのでそれを支持する。
皮膚感覚検査で感覚神経にも影響があることを確認
体幹テスト;胸型
東洋医学的検査;腎虚心実
骨盤;右後方回旋
椎骨;TH5-6、TH9-10、TH12、L5-4
施術方針
むくみが強度で耳下腺部の皮膚の脆弱性を確認。水分代謝の向上を大きな目的に神経伝達の正常化を目指す。
内容
鍼灸;肝虚
整体;肋骨調整・椎骨調整・横隔膜調整・頭蓋骨調整
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
2回目来院時
変化なし。
3回目来院時
体が熱くなり、寝汗が出た。
5回目来院時
寝汗続く。眠れるようになったので少し、ホッとしている。
8回目来院時
食べたものが悪いのか?嘔吐と下痢を繰り返した。熱も少しある。(37.8度)
13回目来院時
顔に力が入る感じが出てきた。目元が上がり、眉はほとんど元の状態。
20回目来院時
食事も通常に戻る。顔も動くようになりほとんど違和感もない。胃の痛みが時々ある。戻らないか、不安。
23回目来院時
顔は問題ない。胃腸の改善のためにもう少し、施術を続けたい。
顔面神経麻痺に施術は完了。
施術者から一言
血糖値、高脂血症などの問題があり、少し、予後に不安がありましたが食事の改善等へ前向きに取り組んでいただけましたので予定通に進めることが出来ました。
再発率が代謝疾患のある方の場合、高いのでメンテナンスをしながら取り組んでいきましょう。
衛生管理
hygiene control
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。
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