ご来院の経緯
産後実家で1カ月過ごしていたが体中が痛くなり出す。
手首や腰が痛むのは赤ちゃんを抱っこしているから
胸が痛むのはおっぱいが張っているから
と思って、何とか過ごしていた。
しかし、次第に眠れない、動悸がするなどの症状が出てきて、だんだん不安になり、夜になると色々なことが頭をよぎり、不安がつのるようになる。
夫や両親も心配してくれて、大事にしてくれるのはわかるがどうしようもなくなり、検診以外にも産婦人科に受診し、誘眠剤と安定剤を出されるがそれを飲んでいることがまた、不安になる状態。
来院された方
期間
30代 女性 主婦 奈良県
2018年3月
通院頻度
回数
週3回;2週間
週1回;3カ月
施術の考え方と経過
寝ているのかどうか解らない・夢を見る
不安感
先端恐怖症(包丁が怖い)
動悸が激しい
当院での検査結果
体幹テスト;腹型
東洋医学的検査;腎虚心実 脈状;虚・沈・数
骨盤;後屈強、恥骨左後方変位
椎骨;C5-6、TH3-4、TH12、L5-4
〇産後うつへの施術方針
精神的な状態よりも体中のむくみが目立ち、痛みによる疲弊をとることを優先する旨をお伝えしました。
むくみを招く『陰性食品(冷え・膨張性など)』の摂取を極力控えるようにお伝えしました。
内容
鍼灸;腎虚心実
整体;肋骨調整・椎骨調整・横隔膜調整・足関節・股関節調整
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
2回目来院時
変化は感じない。
5回目来院時
腰や背中などの痛みは楽になってきた。
少し、寝ている時間が増えてきた。
赤ちゃんを抱くことができる。
10回目来院時
舌にしびれが出てきた。
体に吹き出物が出て、かゆい。
13回目来院時
腹痛の後、5回ほど下痢をした。
普通に眠れるようになっている。
食事もおいしく感じられるようになってきた。
25回目来院時
ほぼ、普通の生活になっていると思う。
肩こりと手首にやや痛みを感じる。
産後のうつ施術は完了になりました。
赤ちゃんの夜泣きの施術とご自身のメンテナンスのためにつき1~2回継続通院中。
施術者から一言
来院当初、ストレスや家族への思いが原因と決めつけておられましたので少し、手こずりました。笑
一般的に精神的な問題が産後のうつや体調不良の原因と言われていますが当院ではほとんどの方にまったく違う原因を告げて、お話させていただくことの方が多いのが現状です。
産後のママはご理解さえいただければ、その回復力は凄まじものがありますのでお役に立てて、よかったです。
衛生管理
hygiene control
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。
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