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夏の過ごし方が『免疫力』を左右します

心臓のイラスト
心臓のイラスト

5月の初旬、GWを最後に季節は
夏に突入します。

東洋医学では夏は『心火小腸』が
がんばる季節とされ『神』が宿る
季節としています。

ここでいう神とは『免疫力』を指し、
人工的には作れない力のことを
表します。

人工的には作れない力?

について、解説していきますので
最後までご覧ください。

もくじ

まずは『免疫力とは?』を確認してみましょう。

免疫力というと細菌やウイルスから
身を守ることが頭に浮かぶと思います。

その通りで自分の体を外敵から守って
くれる力の総称を指します。

でも、もう少し幅を広げても大丈夫です。

例えば、味覚は
『食べられるものか、どうか?』
を確認するとても大事な感覚です。

おいしいか、おいしくないかだけを
確認しているわけではないんですね。

そいう意味ではすべての感覚が

『身を守るため』

に1日中、働くことで身を守ってくれて
いるんですね。

臭覚は原始的な感覚と言われますが
臭いがすることで危険を判断する
ことも多いですね。

焦げ臭い時には『火に対する警戒』
を強めます。

食べ物が腐っているかどうかも
臭いである程度判定できますね。

触覚や聴覚、視覚もそれぞれに
働きがありますがほとんどは
身を守るためのものなんですね。

こういう働きが体の備わっている
おかげでやりたいことが出来る
というわけです。

免疫力の中心選手を紹介します。

冒頭に夏に活躍する体の部分が
心臓と小腸であるとご紹介させて
いただきました。

それともう一つ、東洋医学には独特の
考え方があるのですが

『心包と三焦』

という、考え方で

心包とは『血液を送り出す』現代医学の
心臓の働きを指します。


三焦とは焦げる(こげる)という
漢字からわかるように体の上半身と
下半身とお腹の熱の行き来を管理する
働きのことです。

実際には皆さんご存じの
腹膜や関節包、筋膜、骨膜などの
通常、あまり重視されないところです。

が・・・・、

この三焦というところが実は免疫の
中枢と言っても過言ではありません。

お腹が痛い時にお腹が硬くなっている
ことって、あると思います。

捻挫した時に腫れて、関節が硬くなって
いますね。

負傷した時ややばいときに体や関節を
動かないように自然に固定してくれる
のがこの『三焦』なんです。


花粉やウイルスが粘膜に付着した時に
鼻水を流したり、目から涙を流したり
して、身を守るのもこの三焦のおかげ
です。

夏の過ごし方が免疫力を左右する理由


これまで紹介してきた、心臓や三焦が
体を守ってくれていることは何となく
ご理解いただけたでしょうか?

それらが一番活躍するのが夏なんです。

なぜかと言うと心臓や三焦が働くには
体温の上昇が必要なのです。

正確には『小腸の温度の上昇』です。

具体的には38.5度以上になるといいと
されています。

自然の状態なら夏に体内温度を上げることは難しく
ありません。

なぜなら、気温が30度以上になり、少し、動けば
汗が出るので体内の温度を上げることにエネルギー
が必要ないからです。

その時にお腹の中の『8mを超える小腸』の
温度を上げておくことで周りの腹膜も
温度が上がり、免疫力を蓄えることが
出来るのです。

ですので、夏に冷たいものをたっぷり飲んで、
食べて、エアコンで冷やしているとこの免疫
力の構築の邪魔になるんですね。

ここはご自身の生活を振り返って、いただく
しかないのですがご不安な方は是非、冷えない
生活習慣にお取組み願います。

まとめ

最後にまとめますと

  • 夏は心臓と小腸が活躍する
  • 免疫力を作っているのは三焦というところ
  • 小腸の温度が下がると免疫力ができない
  • 冷やすのは避けましょう。

では、最後までごらんいただきまして
ありがとうございました。

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この記事を書いた人

okadaのアバター okada 院長

大阪市生野区のJR東部市場前駅から徒歩4分のところにある『おかだ鍼灸整骨院の院長 岡田彰久』です。東洋医学の良さを皆さんに伝えるための勉強会である『今日から使える東洋医学』もよろしくお願いいたします。

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