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病名をいただくと『安心する人々』自律神経失調症・更年期障害

病名をいただくと安心する人々

 昨今、1年間にいくつもの検査を受ける方が増えています。
一見、早期発見、早期治療の観点から良いこと、正しい行動
のように見えます。

でも、病気で医療機関を受診される方や
お亡くなりになる方(高齢者以外)は右肩上がりで
増えているのが現実です。

そんな現実を踏まえて、検査を受ける目的やその後の行動
について、お伝えしたいと思います。

もくじ

病名ではない『自律神経失調症』『更年期障害』『高血圧症』

 社会保険庁が推進する定期検診は別として、
通常、医療機関で受ける検査を受ける時は
『お体に関する症状やお悩みがある』
場合がほとんどですね。

例えば、体がだるい、しんどい、息苦しい、痛み
などの訴えを起こす方が増えていますがそれが中々、
解消されない際に血液検査等を受けると思います。

そこで異常がないとなると、一安心となるわけ
ですがお体の悩みが癒えるわけではありません。

患者さまは担当の医師に体に出ている症状の
『理由』を尋ねます。検査で異常がないので
困った医師はある一定の年齢以上の方なら
『血圧』の指摘をされます。

たくさんの検査を受けて、出てきた答えが血圧
とは何だか腑に落ちない人もおられると思いますが
ほとんどの人はこれで納得します。w

降圧剤、血管をや柔らかくするお薬、胃薬の処方を
受けて、薬局で薬をもらって(買って)その日から
真面目にお薬を飲みます。

現在、協会けんぽや行政機関が血圧の異常とする
ラインが収縮期血圧130mmhg、拡張期血圧85mmhg
ですので多くの人がここにハマってくるわけです。

本来は低血圧症の方への対応が大切なのですが
血圧を上げる効率的なお薬が少ないのでスルー
されるのが現実です。

次に血圧が130前後で服薬を勧めらない程度の方の
場合で検査結果が良好な方の場合は
自律神経失調症』ということになります。

自律神経とは簡単にいうと活動する時に働く
交感神経と休む時や食事、睡眠時に働く
副交感神経に分けられ、それぞれが交代で
体の機能のONとOFFを調整する働きを
担っています。

これが上手く切り替えられなくなると不眠や
昼間に眠い、朝起きれないなどの状態になり
体がだるい、しんどい、時にむくみが出て、
体のあちこちが痛み出すということにつながって
いきます。

女性の方で更年期を迎えられている方が
自律神経失調症の症状を訴えると
『更年期障害』となり、もう少し若いと
若年性更年期障害という少々、強引な診断を
いただく方もおられます。

高血圧、自律神経失調症、更年期障害は一般的に
病名のように扱われていますが正確には症候名と
いわれるもので本来であればそれぞれに詳しく、
原因を究明していくことが大切なはずです。

高血圧なら原因となる因子が腎機能、心臓や血管
などの循環器の異常、時に呼吸機能の低下でも
血圧の異常は起こり得ます。

自律神経失調症であれば、呼吸機能の異常は
もとより、アレルギーによる炎症やむくみ
により胸部の自律神経の本幹と言われる
場所の圧迫があるかもしれません。

更年期障害においても同様のことが言えます。

本来であれば、その原因に対してはじめて、
病名がついて、処置や処方がなされると思いますが
実際には症候に対しての処方のみが通常です。

他にもありますが症候名をいただいただけで
安心して、一生懸命に日々、服薬していても
『何も変わらない』ことになります。

検査で得られるデータの活用

血液検査データからわかることは正常値から逸脱
している項目から病気の疑いを判定し、必要であれば
詳しい検査に移行していくことが通常です。

でも、そこから栄養やアレルギーの状態などを知る
手がかりになる項目がいくつかあります。

正常範囲かどうかの判定だけでは少々、もったいない
気がします。

また、正常範囲から逸脱している場合は簡単に考えずに
それを正常値に戻すための対策をすることは必然です。

異常値になるまでほったらかし状態では確実に病気に
なってしまいます。

現代は調べるためのツールはたくさんありますので
ネットなり、書籍などでも調べることは可能ですので
対策を講じることが大切です。

残念ながら病院では食事指導や生活習慣指導はほとんど
受けられないのが現実ですの自分でやるしかありません。

そこで得られる情報も怪しいものもあるのでこの
ブログをご覧の方は当院に聞いていただければ
解る範囲でお答えはさせていただきます。

あまり慎重になり、気にし過ぎるのもよくないですが
あまり楽観的に考えるのはもっとよくないことです。

正しい知識と情報を得ることが現代を健康に生き抜く
ためには重要なことのひとつと言えます。

病名と症候の違いと似たようなものはたくさんあります。

大切なのは
『日々、痛みなく、気分よく元気に過ごせているか?』
です。

そうでない場合には早めの対策が必要です。

では、今回は以上になります。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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大阪市生野区のJR東部市場前駅から徒歩4分のところにある『おかだ鍼灸整骨院の院長 岡田彰久』です。東洋医学の良さを皆さんに伝えるための勉強会である『今日から使える東洋医学』もよろしくお願いいたします。

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