『イライラする』
『すぐ怒る』
『いつも不安』
『不安症』
『落ち込みやすい』
『なぜか、悲しくなる』
『寝る時によけなことを考える』
などなど
感情のコントロールができないという
ご相談をよくいただきます。
この状態が長く続いていると、
その方の『性格』と自他ともに認識されます。w
今回は東洋医学的にこのネガティブな
感情を紐解いてまいります。
『イライラ』『心配性』:マイナス思考を東洋医学的に分析します。
現代医学では思考は『脳は発する』とされています。
主に脳の前頭前野と呼ばれる部分が関与するそうです。
一方、東洋医学では『内臓』が思考を管理していると
されています。
では、実際にどの思考がどの臓器と関係しているか?
以下の表にしてみました。
肝 | 心 | 脾(膵臓) | 肺 | 腎 |
怒り | 喜び | 思慮 | 悲しい・憂う | 恐・驚 |
怒りは肝臓
喜びは心臓
思いをめぐらせるは脾(膵臓)
悲しい・憂うは肺
恐れや驚きは腎臓
と、それぞれの臓器が各感情に
関与しています。
そこで先ほどのいわゆるマイナス思考
にこれを当てはめると
『イライラする』⇒肝
『すぐ怒る』⇒肝
『いつも不安』⇒腎
『不安症』⇒腎
『落ち込みやすい』⇒脾
『なぜか、悲しくなる』⇒肺
『寝る時によけなことを考える』
⇒脾
という分類になります。
東洋医学ではこれらの感情が強く表れる
のも弱まるのも各臓器の状態によるとされ、
また、これらの感情が顕著になると
各臓器に影響を与えるとされています。
もう少し、わかりやすく言うと
会社やお家で腹の立つ出来事があったと
します。
そこで『怒り』が込み上げてきます。
そうすると怒りは肝臓が発しているので
肝臓のエネルギーを使うことになります。
その怒りが強いものであると周辺臓器
にも影響を与えます。
具体的には
怒りが過ぎると不安になります。
怒っていて、誰も近づかなくなると不安を
覚えるのがそれです。
ちなみに不安は『腎』にあたります。
次にそれを解消するために
『何か、陽気になること』
に向かいます。
ストレスによる『暴飲暴食』がこれに
あたります。陽気は心にあたります。
喜びで解消しようとしたわけです。
でも、お酒を飲み過ぎると怒りの発端で
ある肝臓に負担が戻ります。胃(脾)も
疲れます。
甘味の爆喰いも同じ結果となります。
さらに両者共に肥満につながります。
最後は悲しくなります。w
そして、肺がやられます。
喜怒哀楽のない生活を送ることもなくすこと
も無理ですし、ないのは臓器を弱らせます。
でも、行き過ぎるのはもっと負担になる
ということです。
ここまで読んでいただいて、
『自分に当てはまる!』
と思った方は自覚があるので治せますので
ご安心ください。w
次にコントロールができない時の対処法に
ついてお伝えしていきましょう。
感情のコントロールができない時の対処法
日常生活を送っていると様々なことが
起こります。それに伴い、様々に変動して
います。
ですので、瞬時に対応することは難しいかも
しれませんが自信が気になるところや
目立つところから対処してみましょう。
感情は先の項目だけでなく、他にもたくさん
ありますがここでは限定的になることを
ご容赦ください。
- 『イライラする』⇒肝
- 『すぐ怒る』⇒肝
- 『いつも不安』⇒腎
- 『不安症』⇒腎
- 『落ち込みやすい』⇒脾
- 『なぜか、悲しくなる』⇒肺
- 『寝る時によけなことを考える』⇒脾
まずは
1.『イライラから』2.『すぐ怒る』
何か、理由があって、怒ることは
どなたでもありますが
1日中、イライラして、怒っている方は
少なからず、存在します。
こんな方は恐らく、肝機能に負担をかける
習慣があります。
早く寝る、油を避ける、薬やサプリの見直し
お酒はほどほどに、などが有効です。
3.『いつも不安』4.『不安症』
この状態は『恐れ』として認識されます。
ビクビクする『驚』も同様
です。
こんな方は腎機能が低下していることが
考えられます。ただし、年齢的なものや
極度の疲労状態でも起こりえます。
温める、冷たいものを食べない、生食を避ける
よく噛んで食べる、食物繊維豊富なものを食べる
を意識してみましょう。
5.『落ち込みやすい』7.『余計なことを考える』
これも誰でもあることですが長く続いて、
不眠症や眠れない時があるなどの状態になると
お体も精神も不安定になります。
こんな方は消化機能や胃が弱っていることが
多く見られます。また、ストレスを多く感じる
方にも多い感情の一つです。
食間を空ける、お腹が空いてから食事をする
甘いもの、お肉や生のお魚、お酒を控える
など、お腹の負担を少なくすることで
対処できます。
6.『なぜか、悲しくなる』
悲しみだけでなく、憂うつな気分に襲われる
ことが多い方も当てはまります。悲しみが
怒りに変えて、立ち向かう方もおられますが
お体に相当な負担になります。w
こんな方は呼吸機能や排泄機能が弱っている
方が多いようです。呼吸が浅い、喰いしばり
便秘がち、お腹をよく下すなどのご症状に
お悩みの方が多いと思います。
軽い運動、体を冷やさない、早く寝る
エアコンの中で長時間過ごさない
薬味(ネギや生姜など)を少し、食べる
パン食よりごはん食が好ましい
など、呼吸機能や腸内環境を整える
習慣作りが大切です。
食養生のお話をするとどなたにも同じ
お話しをしているように思うかもしれません。
でも、細かく分けるとそれぞれに養生法は
異なります。
ご自身に置き換えて、お取組みいただければ
幸いです。
鍼灸や整体治療では各臓器や胃腸の状態を
整えながら感情のコントロールにも貢献
しています。
お悩みの方は是非、ご相談ください。
では、今回は以上になります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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