1年の始まりは1月1日(元旦)ですが
暦の上では『立春』がそれにあたります。
まだ、寒さ厳しい季節ではありますが
暦の上では『春』を迎えます。
少しずつではありますが自然界も動物も
春の活動的な季節に順応できるように
代謝を上げていく変化の日々、取り組んでいます。
『春先は眠くて仕方ない!』
ご相談が多くなります。
今回はそんなお話になります。
春、起きれない理由
東洋医学では春は1年の始まりとされています。
年賀状に使われる言葉に
『春節、初春』などがあるように春は
始まりを表す言葉とされます。
『始まり』なので
いいスタートを切りたい!
ところです。
が、この大切なスタートが上手く切れない方が
現代人には少なくありません。
そこに春の眠くて仕方がない理由が
隠されています。
では、どんな方が上手くスタートをきれないか?
をご紹介していきましょう。
それをご覧になればだいたい眠れない理由も
みえてきますのでご覧ください。
春のスタートを邪魔する原因
いいスタートを切りたいのに切れない!
何が邪魔するのでしょうか?
昨今、一年を通じて体調不良を感じる方の
ほとんどがアレルギーや代謝疾患を患っている
と言っても過言ではありません。
アレルギーの代表がこれからお悩みの方が
増える『花粉症』ですね。
代謝疾患としては糖尿病や痛風がその代表ですが
そこまでいかないまでも血液検査を拝見すると
肝機能や腎機能、血糖値などに問題のある方が
それにあたります。
では、なぜアレルギーや代謝疾患が見え隠れ
すると眠くなるのか?
それは『呼吸』に影響を及ぼすからです。
花粉症はご存じの通り、鼻詰まりや鼻水などの
呼吸器の問題が主体です。
多くの代謝疾患の方には『むくみ』が見られます。
このむくみが胸部や脇の下を圧迫して、肺の
機能を低下させるという悪さをするんですね。
どちらも深くて、良質な睡眠が取れない状態
が続きます。
ですから当然、疲れが取れないだけでなく、
花粉症や病気による疲れも重なって、疲労が
蓄積していくことになります。
春は活動を起こしていく季節です。
活動するには呼吸の状態がとても重要になります。
酸素が足りないお体では内臓も筋肉も動いて
くれないためです。
そうすると体は呼吸の状態を整えようとします。
良好な呼吸ができるように修正を試みるわけです。
体を修復するにはエネルギーが必要なので
本来は眠っている間に修復しています。
睡眠時間=体の修復時間
と言っても言い過ぎではありません。
いい睡眠が取れていない状態が続いている方は
肉体的にも精神的にも疲れてくるので
時間に関係なく、体を休めて、修復作業をしたい
わけです。
睡眠と体の修復時間について、何となくでも
理解できたでしょうか?
そうは言っても昼間に眠くなったり
車の運転中に眠くなったりするのは
困りますよね。
では、続いて、対策をみていきましょう。
春の眠気から解放されるための方法
体の解毒や修復は睡眠時間中に行われることは
お伝えしてきました。
でも、花粉症や他の疾患によって、睡眠が妨げ
られる方も少なくありません。
そんな方はどうすればいいでしょうか?
『眠れなくてもいいので部屋を暗くして、横になる』
ことが大切です。
光を遮り、体を休めているだけでも肝臓は解毒作業を
してくれるようです。
次に肝臓の働きに悪影響をおよぼす行動をご紹介して
おきます。
まず、一つ目が
①暗いところでのスマホやテレビを見ること
現在はLEDが主流の光なので神経を高ぶらせて、
眠れない要因になります。
画面をダークモードにするなどの対策方法も
ありますが効果は期待できません。
次に
②23時から3時を睡眠時間に入れる。
無理な方も多いと思いますので出来る範囲で
早寝を心がけましょう。
②お腹いっぱいで寝ない
胃腸に食べ物がたくさん入っていると血液が
そこに集まってしまい、肝臓に流れていかない
ので解毒したくてもできない状態になります。
③消化に時間のかかるものを夕食では避ける
お肉類や生ものは消化にエネルギーが必要なので
夕食にたくさん食べるのは控えます。
また、こんがり焼けたものも意外と消化に時間が
かかるようです。
ご飯のおかずなどはおる程度、仕方ないかも
知れませんがクッキーやパンなども夜には
向かない食事だそうです。
④お酒や糖分を大量に摂り過ぎない
これは体が冷えて、背骨付近が硬くなることで
深い呼吸の妨げになるのが一つ。
もう一つはアルコールが覚めると覚醒してしまう
方が少なくないことも一つ。
血糖値が下がってきた時に覚醒して、また、
糖分を欲する状態で目が覚めることも
あります。
日中、眠くて仕方がないという方以外にも
心当たりのある方はお気を付けいただくと
呼吸が整い、さらにいい睡眠が期待できますので
是非、お取組ください。
では、今回は以上になります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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