ご来院の経緯
不眠とうつ状態
産後、眠れないことが多くなり、はじめは子育て中だからこんなものかな?と思っていたが不安感が強くなり、うつ状態に陥り来院されました。
症状
産後1カ月くらいから眠れない日々が出てきた。他に手や舌のしびれが出てきた。授乳などで度々、起きるので疲れもあると思っていたが不安感やこれからの生活の不安感などが強くなり、赤ちゃんを見るのが怖いと思うようになり出した。何もやる気が起こらなくなり、実家に子供と二人で帰って養生することにしましたが症状は改善せず、産婦人科で睡眠薬を処方されたので飲んでいましたが授乳中なのでどうしたものかと迷う中、どうしようもない日々が続いていた。
来院された方
期間
32歳 女性 主婦 大阪市阿倍野区
2018年05月15日
通院頻度
回数
週2回;8週間 ※その後は週1回、月2回の頻度。
施術の考え方と経過
当院での検査結果
体幹テスト;胸型
東洋医学的検査;腎虚心実
骨盤;前方偏位
椎骨;C7-8、TH3-4、TH12-L1、L2-3、L5-S1
施術方針
妊娠出産で消耗するのは東洋医学では腎とされ、体調不良が続くと水分代謝が損なわれて、体の各部の『熱を冷ます』ことが出来なくなることで様々な症状が表れます。しびれや不眠もその一つでしびれは脇や胸のリンパ胸腺、不眠は睡眠時に体温の調整ができないことが影響して起こることが想定される問題の一つです。通常の産後のケアに加えて、
内容
鍼灸;肝虚肺実・使用したツボ;曲泉、陰谷、尺沢、陰陵泉、解谿、丘墟、委中
整体;肋骨調整・肩関節調整・肩甲骨調整・横隔膜調整・骨盤調整・頭蓋骨調整および腹部マッサージ
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
同時に施術した症状
手のしびれ・口のしびれ・肩こり・首の痛み
1回目施術後、変化は感じない。
2回目来院時
手の痺れが気になる。
5回目来院時
少し、眠気を感じる。口の痺れが気になる。
10回目来院時
2-3時間は眠れた。しびれは口も手もある。
15回目来院時
寝る時間が増えてきた。子供を抱くときに腰が痛い。
20回目来院時
手の痺れがきつい。睡眠は取れている。気分も落ち着いてきた感じで子供を抱くのも喜びを感じる。
施術者から一言
産後のママの回復力は早いので生活習慣(食生活が主)への取り組みができる方であれば、早期の回復が見込めます。手や口の痺れに関しては妊娠前から感じる事があったようで少し、時間がかかりました。原因は脇や胸部のリンパの流れが悪く、血管や神経を圧迫していることが原因です。母子ともに元気な様子を見て、こちらも安心しています。
衛生管理
hygiene control
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。
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