少し、早いですが梅雨入りのお知らせを
天気予報で見ましたので慌てて、投稿
しています。w
これから暑いと『湿気』が体に色々な
影響を及ぼす季節に入りますので
是非、ご一読ください。
梅雨の湿気は『胃と消化液』に影響します
東洋医学では湿度は
『脾(現代医学の膵臓)と胃』
に関係が深いとされています。
消化液の分泌が低下し、主に
『水分の補給と排泄(尿や排便、汗など)』
が盛んになるように体をシフトする
のです。
これは体内に熱がこもらないように
して、暑さを乗り切るための免疫反応
とも言えます。
そこでお腹の中でも胃酸の濃度を調整して
消化を早められるように腸内も温度を上げて
ドンドン動き出そうとします。
季節の変わり目の人間や動物の変化という
のは『凄い!』と、思います。
立夏を迎え、気温と湿度が上がってくる
と体は自然と入れ替え作業を起こしています
ので特に気にかけることはないのですが
実際にはドンドン変化しているんですね。
『気にかけることはない』と言いましたが
そんな凄い働きを邪魔することはよくありません。
最低限知っておきたい、高温多湿の季節に
やりがちな『間違い』をお伝えしていきましょう。
湿気と暑さ対策、よくある間違い
熱中症による被害が多くなっているので
マスコミや雑誌、ネットでも『暑さ対策』
は毎日のように報じられていますので
知識のある方も多いと思います。
ただ、余計なことの方に力を注ぐ方も
多く、返って体調を悪化させているケースも
少なくありません。
知っていること、知らないことを含めて
一読しておいてください。
よくある私が心配になることを順に
あげてみますと
- 乾燥し過ぎ、冷やし過ぎ
- 水分補給で水以外のものを大量に飲む
- スタミナをつけ過ぎ
になります。順に説明していきますと
1の乾燥し過ぎ、冷やし過ぎは『エアコン』の
使い方になります。
エアコンの冷房や除湿機能の目的は
温度と湿度の低下
です。
でも、1日中その環境の中で生活すると
『空気が乾燥し、気温が低い』状態での
生活を送っていることになりますね。
これを自然の状態に置き換えると
『ほぼ秋と同じ、場合によっては冬』
になります。
秋や冬は空気が乾燥しているために
肺の活動の活動に影響が出るとされる
季節です。
せっかく、気温が上がって『腸内温度』
を上げて、活動と免疫力を上げていく
季節に自ら活動を低下させる習慣を作り
あげてしまっている方が少なくありません。
そこで対策として、スポーツの秋と言われるように
その乾燥に対抗するために呼吸と腸の
活性を計ることで健康維持に努めます。
また、エアコンを一晩中つけてる方は
出来れば、タイマーなどを利用して
つけたり消したりしながら過ごしましょう。
寝汗をかくことも時には重要な排泄作業
という認識を持ちましょう。
次に水分補給とい名目で大量のコーヒーや
ジュース、牛乳、お茶(緑茶)などを
飲む方がおられます。
これもカフェインや糖分、乳糖などが
消化の妨げになるだけでなく、腸内に
水分を溜めて、汚れた水の循環を招く
ことにつながります。
水分補給につながる飲食は
真水、みそ汁、夏野菜、果物などから
得られるもの
ですのでご認識くださいますよう
お願いします。
最後に
スタミナをつける
という名目で肉や生の魚を大量に食べる
方を見かけます。
そもそもカロリーとは『熱量』のこと
です。
カロリーの高いものを大量に食べると
それを消化するときに大量のエネルギー
が必要になります。
夏の湿度の高い時は先に申し上げたように
消化液の分泌は低下していますので
体は思うように消化を進めることが
出来ないですね。
『お腹が気持ち悪い』
くらいならまだしもそれが続くと体を
動かすエネルギーがなくなり、
『眠くて仕方ない、寝てばかりいる』
などの状態を招きます。
このような状態に陥っている方は
老若男女を問わずに増えていますので
該当する方は注意が必要です。
最後に梅雨や暑い季節を元気に乗り切る
知識を共有しておきますね。
自然の甘味を食しましょう
夏の味覚の代表はやはり、
夏野菜と果物
です。
これだけで水分と糖分を摂ることができます。
それにミネラル豊富な自然塩が加われば
夏を乗り越えられるとは言い過ぎですが
これらは十分に意識していただきたい
食材です。
食欲がなければ、無理をせず、消化の早い
野菜スープなどをいただきます。
是非、胃腸に負担をかけない習慣作りに
取り組む意識を持っていただくことを
お願いししておきます。
参考になれば幸いです。
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