ご来院の経緯
10年ほど前に貝を食べた後にじんましんが出てから度々、じんましんが出るようになった。体調の悪い時は魚を食べても出る時がある。パッチテストではスギ花粉と小麦のアレルギーと診断されたが魚介類は出なかった。ひどい時が喉が腫れて、息ができなくなるようなときがあり、何度か、点滴を受けたりしている。薬は抗アレルギー剤を処方されるがあまり効果はないように思う。
症状
赤い湿疹が出てきた後にそれらがつながって、全身が腫れあがる。かゆみでしばらく、耐えられない。通常は3-4時間くらいで消えるが時々、息苦しさが出ることがあり、その時は病院に行く。
来院された方
期間
35歳 女性 主婦 大阪市阿倍野区
2018年06月20日
通院頻度
回数
週2回;8週間・その後は週1回;16週間
35回
施術の考え方と経過
当院での検査結果
体幹テスト;胸型
東洋医学的検査;脾虚
骨盤;左前方回旋
椎骨;C7、TH3-4、TH9-10、L5-S1
施術方針
『皮膚は腸の鏡』の古典に従い、腸内環境を良好にすることを目的に施術を進める。具体的には腸内温度を上げて、排泄機能を高めることを目的にするが特定の食材への反応がある場合にはその反応に対するアレルギー反応が起こさないようにしながら施術を進める必要があるため、調理段階での対応も大切な取り組みとなる。
内容
鍼灸;脾虚肝実・使用したツボ;曲泉、陰谷、陰陵泉、陽陵泉、金門、偏歴、天枢
整体;肋骨調整・肩関節調整・肩甲骨調整・横隔膜調整・骨盤調整・頭蓋骨調整
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
同時に施術した症状
首肩のコリ・腰痛・頭痛
1回目施術後、お腹の圧痛が楽になった。
2回目来院時
変化はない。※『50度洗浄』の調理法をお伝えする。
5回目来院時
『食べたから出る』のはなくなったが寝る前や入浴時に出るようになった。
10回目来院時
以前のようにひどく出ることはなくなってきたが食に関係なく、出るのは出る。
15回目来院時
風邪を引いて、鼻水が大量に出た。その後、腹痛と下痢が1日中続くときがあり、怖かった。
20回目来院時
かなり、マシのなってきた。お酒を飲むと大量に出た日があったがそれ以外はいい状態になっている。
25回目来院時
じんましんが出てもそんなにひどくない。掻くと赤くなる程度。
30回目来院時
かゆみが出たのは1回程度。それも軽かった。
35回目来院時
体調も良い。じんましんは出ていない。※再発予防のために1カ月に1-2回の施術を継続することに。
施術者から一言
食材に対するアレルギーは特定のものに反応する場合が多いが今回は魚介類ということで幅が広く、やや難航した。この場合は『ヒートショックプロテイン効果』を狙い、50度洗浄をしていただくことでしのげる場合が多いので少し、面倒ではあるが習得していただくことでアレルギー反応を和らげることができる。その間に『肝機能』と『腸内温度』に対する施術を施すことがポイントとなる場合が多い。鍼灸ならではアプローチとなるが効果が期待できる。
衛生管理
hygiene control
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。
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