ご来院の経緯
10年位前から度々、頭痛が起こるようになった。ひどい時には何日も続き、治まる様子がないときもある。締め付けられるというか、割れそうというか、何とも言えない痛み方で特に左こめかみ部に起こるときがきつい。眠れない日も度々あり、これは痛みとは関係ないと思う。病院でMRI検査やCTなど受けたが脳や血管には異常がないとのことでロキソニンを飲んでしのいでいた。血圧も130くらいで問題ない。どうすればいいのか悩んでいる。
症状
左こめかみ部が痛むときが一番きつい 締め付けらるような痛み 熱があるような感じがする時もある 動悸が時々する 首や肩、背中が痛む
来院された方
期間
40歳 男性 会社員 大阪市
2016年06月
通院頻度
回数
週1回;16週間
15回
施術の考え方と経過
当院での検査結果
体幹テスト;胸型
東洋医学的検査;肝虚
骨盤;右後方回旋
椎骨;C4、TH5、TH12、S1
施術方針
病院での検査等も受けておられることから筋緊張性の頭痛と判断する。花粉症や鼻炎などがあり、肺活量も60%と低く、呼吸器の問題と頭痛の関係が深いとみる。経絡治療により筋緊張を和らげ、頭蓋骨・胸郭部の骨格調整により呼吸機能を正常することで回避できると考える。
内容
鍼灸;肝虚肺実
整体;肋骨調整・肩関節調整・肩甲骨調整・横隔膜調整・骨盤調整・頭蓋骨調整
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
同時に施術した症状
首肩のコリ・腰痛・花粉症・鼻炎・不眠
1回目施術後 鼻詰まりはなかったのに鼻が通ったような感じ。
2回目来院時
前回施術の後、よく眠れた。
5回目来院時
鼻水が大量に出てきた。風邪を引いた感じ。頭痛は起こっていない。
10回目来院時
忙しくて、夜遅くまで残業することが2日続いた。頭痛が出てきたが以前ほどではないので薬は飲まなかった。よく寝ると頭痛も起こらなかった。
15回目来院時
よく眠れるようになっている。今週も忙しかったが頭痛は起こっていない。 以後、月に2回の施術を6カ月間継続し、終了。
施術者から一言
頭の痛みは不安と回避方法が解らないことによる焦りから薬の服用が多くなりがちである。このことが更に頭痛の起こる頻度を上げてしまうことも事実である。薬は頭痛を和らげるだけでなく、それ自体の処置を体の肝臓の作用により行う必要があるため、毎日のように服用すれば肝機能が疲弊する。この事実をくみ取ったうえでの対処が必要となる。今回は自己回復を早めることが大切と考え、睡眠の状態を良好にすることを最優先したがそれが功を奏した形である。
衛生管理
hygiene control
◎通院頻度の目安
- 外傷やおケガによるお悩み・・・・1~8回くらい
- 慢性化したお悩み・・・検査後にご案内いたします。
- 内科疾患が原因のお悩み ・検査後にご案内いたします。
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