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2022年『春の土用』と食について

もくじ

土用って何?

2022年4月17日から5月5日くらいまでの期間を
『春の土用』と呼びます。

土用は夏のうなぎが有名ですが四季のそれぞれ
にあり、『季節の変わり目』を指します。

土用の間に自然界も人間も次の季節への
入れ替え作業をする期間とされています。

日本では昔からこの季節を重要視し、生活面では
『土いじり(大工仕事や工事など)』を控えること
などの言い伝えがあります。

健康面では東洋医学の陰陽五行に伝わる
『土』に配当される脾(膵臓)と胃を労わる
ように伝えられています。

自然のエネルギーも体のエネルギーもそのパワーを
『変化することに傾ける』時期なので
余計なことをするな!ということだと
私は理解しています。w

土用とはザックリとこんな期間を指します。

春の土用について

今回、お伝えする春の土用ですがどんな過ごし方
をすれば、健康を損ねずに過ごすことが出来るので
しょうか?

夏の土用では『丑の日』を重要視して、養生を
伝えています。ウシの『ウの字』から
『ウのつく食べ物を食べるといいよ。』と
いう養生が始まりました。

具体的には
『梅、瓜、ウコン、ウイキョウ、ウドなど』
を食すと胃腸に負担をかけないとされています。

うなぎは後付けで商業的な理由で魚屋さんが
便乗したとされています。
※面白いお話なので別のブログで説明します。w

では、春の土用はどうなのか?
春は『戌(いぬ)の日』を重要視します。
ですので、『イのつく食べ物』が推奨されます。

具体的には

  • いわし、いくら、しらす、イカ、イチゴ、芋、いんげん 

などがそれにあたります。

いずれにしても少し、寂しさを感じる面々が
並んでいますが元々、胃を労わる季節とされて
いますので我慢していただきたいと思います。w

春の土用の体の変化について

大まかにですが土用について、理解ができた
と思いますので次に体の中の何が変化して
いるのかを見てみましょう。

夏に一番活躍してくれる臓器は『心臓』です。
また、その兄弟関係にある『小腸』も大活躍
してくれます。

一番活動的な季節を迎えるので
栄養を吸収する『小腸』と血液を送り出す『心臓』
がフル回転して、体の活動を支えるわけです。

言われてみれば、わかりますよね。

そうすると春から夏へのバトンタッチの時期の
養生はどんなことが必要なんでしょうか?

春の土用の養生法

先にお伝えした『イのつく食べ物』の効能が
それを表しています。

春に旬を迎える食べ物は栄養価的な面では
低いものが多いです。カロリー低めなもの
が多いことがおわかりいただけますよね。

春の土用の季節はまだ、本格的な活動と
いうよりも活動を活性するための準備期間
とも言えるんですね。

なので、栄養のあるものと言うよりも
『腸の活性』や『心の余裕』を持つ期間
と考えていただけるといいと思います。

具体的な取り組みとしては月並みですが
『空腹時間を作る』
『緑や花を楽しんで心を喜ばせる』
ことがとても重要です。

夏に活躍する『心と小腸』に配当される
感情は『喜ぶ』なので寒い季節の後に
喜びと笑顔の準備をしておく必要が
あるということなんですね。

ウイルス騒動や戦争などの暗いニュースが
続きますが『ご自身の心のケア』に心がけて
明るい未来を切り開いていきましょう。w


では今回はここまでです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

okadaのアバター okada 院長

大阪市生野区のJR東部市場前駅から徒歩4分のところにある『おかだ鍼灸整骨院の院長 岡田彰久』です。東洋医学の良さを皆さんに伝えるための勉強会である『今日から使える東洋医学』もよろしくお願いいたします。

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