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【立夏】夏の過ごし方『3つの重要な条件』とは?

GWが終わるといよいよ暦の上では『夏』を迎えます。
体感では春という感じではありますがお天気のいい日の
日差しは眩いばかりに輝いているので夏なんですね。w

そこで今回は夏の過ごし方について、知っておいて
いただきたいことをお伝えしてみようと思います。

もくじ

夏の体の秘密とは?

季節感のない都会での生活ですが体の方は確実に
変化しています。
どんな変化が起こっているのか?
一緒に考えてみましょう。

思いつくところを挙げてみますと

  • 細かい毛が抜ける
  • 毛穴が開いて、汗をかきやすくなる
  • 体が動きやすくなる
  • 気分がウキウキする

他にも思いついた方はおられると思いますが
一般的にはこんな感じでしょうか?

ここで東洋医学の古い書物に記されている
夏の体について、紹介しておくと

  • 心臓と小腸、三焦(体熱のこと)ががんばる
  • 代謝が上がって、活動的になる
  • 心が喜ぶ

などの記載があります。

言い換えると血流が良くなり、消化力が高まり
体温が上がるということ
なんですが見方を変えると
これが『免疫力が上がる』ということに相当します。

では、次にどんな風に過ごせば免疫力が
上がるのか?

ここをお伝えしてみましょう。

正しい夏の過ごし方とは?

GW明けの『立夏』の時期は過ごしやすい穏やかな
時期ですがその後に湿気の多い『梅雨』がやってきます。

湿気は『胃や脾(膵臓)』に悪影響をおよぼすと
されており、消化作用や胃酸の分泌が低下する原因
となります。

ご存じの通り、胃酸はph2の強塩酸です。塩酸は金属も
溶かす性質がありますがその性質により、食べ物が分解
されると同時に体に入ってくる有害なものも分解して
くれていることになります。

実際に梅雨や秋雨の多い季節に食中毒の発生頻度が
多く、細菌の発生や増加が顕著な真夏ではないこと
からも人間の体の方にも問題があることが解りますね。

湿気が多いのは自然界の現象なので合わせるしか
ありません。

そこでどうすれば、湿度の高い季節に胃や膵臓を守る
ことができるのか?胃や膵臓に負担の少なくなる条件
を以下に3つ挙げてみますと

  • 消化の早いものを食べる
  • 空腹の時間を作る
  • 冷やさない

となります。

それぞれに解説してみると

『消化の早いものを食べる』とは、簡単に言うと
植物と過熱したものです。

消化の時間(口から入って、胃を出るまでの時間)
を考えた時にお米や野菜では4時間くらいだと
言われています。

一方、動物性のものになると
魚で6~16時間(大きくなるほど時間がかかります。)
肉では7~24時間かかると言われています。

梅雨の消化力が弱る季節には野菜やお米と
小動物(小魚程度)にしておくことがいいことが
わかります。

続いて、『空腹の時間を作る』ですが現代人は
その多くの人が1日中、何かを食べている人が
非常に多いです。

朝食、昼食、夕食の他におやつなどの他に
飴やチョコなどを間で食べる人や水分補給と
言いながらスポーツドリンクやコーヒーなど
を口にしています。

お腹が休む暇がないために胃や腸だけでなく、
肝臓や腎臓、膵臓も『休みをくれ!』と悲鳴を
あげているんですね。

最後に『冷やさない』ですがここが夏の養生の
最重要と言ってもいいと思います。

冷やす食べ物としてはアイスや冷たく冷やした
飲み物などの他に『甘味』も冷える食材に
なります。

自然の甘味であれば、それほどではないですが
人工の甘味(白砂糖や人工甘味料など)は
吸収が早く、血糖値が上昇した後に急激に
体温が低下することになります。

その後にむくみが生じて、さらにじわじわと
体を冷やしていくことになるのです。

腸内温度を上げて、代謝を上げる必要がある
夏に逆に代謝を下げてしまう状態になることは
避けたいところなのです。

少し、理解に苦しむこともあると思いますが
胃や膵臓の働きを守るためには以上の3つが
とても重要な点になります。

楽しみと喜びは夏の感情です。

正しい夏の過ごし方について、お伝えしてみました
が何事にもほどほどというものがあります。

実は今回の3つがすべて悪いことではないんです。

人間の暮らしには『楽しみ・喜び』という生きる上で
1番大切な感情があります。

この楽しみと喜びを生み出す臓器が『心臓と小腸』
です。

夏はどんな人でも開放的でウキウキする季節です。

ところが『5月病』という言葉に代表されるように
夏の初めから塞込んでしまう人が急増している
理由が今回ご紹介した3つの理由になります。

何事にも行き過ぎという点が存在し、自分の体調や
心を振り返り、その『点』を踏まえておくことが
大切なんですね。

では、今回は以上になります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

okadaのアバター okada 院長

大阪市生野区のJR東部市場前駅から徒歩4分のところにある『おかだ鍼灸整骨院の院長 岡田彰久』です。東洋医学の良さを皆さんに伝えるための勉強会である『今日から使える東洋医学』もよろしくお願いいたします。

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