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秋は外堀を固める季節です。|免疫力を高めるために必要なこと。

猛暑続きだった日々がウソのように涼しい気候が訪れました。これでやっと、夜もぐっすり眠れて、気分よくお過ごしのことと思います。

一方でいきなり、体調不良に襲われている方も少なくありません。

この違いはどこにあるのでしょうか?

気候や気温などの急激な変化に対応する適応する力も『免疫力』の1つに他なりません。

今回はそんな『適応力=免疫力』のお話です。

もくじ

食物繊維は体を守るために必要な栄養素です。

健康に興味がない方でも一度は耳にしたことがある言葉『食物繊維』。

じつはこの栄養素があなたの身を守るために重要な仕事をしてくれています。

ネット等で食物繊維を調べると水様性や不溶性など、難しい話が出てきますが今回はそれは飛ばします。

と言うのも必要ないお話なので知らなくて大丈夫です。w


体の外壁を守ってくれているのは『皮膚』ですね。一方で食べ物の表面を覆い守るのは『皮(表皮)』になります。

その中で一番強い『皮(表皮)』は何でしょうか?ご存じの方も多いと思いますが『種子の皮』です。

我々が食べているもので言うと『豆、米などの穀物の皮』がそれにあたります。

小学生の頃、学校で朝顔やひまわりを種をまいて、育てたことがあると思います。水につけると発芽して、新芽を出すと赤ちゃんなので弱々しいですが発芽する前の種の状態であれば、何年間かは生きた状態を保っていられます。

今年のように猛暑が続いても冬に大寒波に見舞われても命をつないでいます。

植物のようなわけにはいきませんが動物や魚、昆虫も皮膚を毛で覆ったり、ウロコで覆ったり、固い殻で覆うことで身を守っています。

また、皮膚は危険をキャッチするセンサーの役割も担っています。熱いものに触れると危険をキャッチして、反射的に手を引っ込めます。これも立派な免疫機能の1つです。

さらに気温が上昇すると毛穴を開いて、汗を出して体温調整を行ってくれます。寒い時はその逆で毛穴を閉じて、熱の放出を止めます。その他にも皮下の水分量を察知して、多ければ膀胱や大腸から水分放出を行う働きもしてくれています。今のように急に涼しくなった時に『頻尿(尿が近い)』になるのも身を守るための免疫機能の1つなんです。


どんな風に食物繊維が体に入って、そんな凄い働きをするようになるのかというメカニズムの詳細は今のところ解明されていないようです。

しかし、消化酵素で分解されない食物繊維が大腸の終点である『直腸』において、目に見えない『バリア』に変換されて、電気信号のような状態で体表を覆い、身を持っているということは昔から伝えられていることです。

目に見えないというと疑う方がおられますがそんな方も目に見えない電気を毎日使っておられます。人間の体も電気を通す媒体なので体内で電気とは違う体を覆い守るエネルギーに変換されているということです。

大昔、木の実や動物を食していた時代から穀物を栽培できる時代に移り、生活も人間らしく変わっていく流れをみても食物繊維は『知恵』をはじめとする脳の発達にも大きな影響力を持っていることがわかります。

では、どんなことを意識して、食生活を送れば食物繊維の恩恵に授かれるでしょうか?

効率よく食物繊維をいただくための基礎知識

世界中の国で小麦やこめなどの『穀物』が主食とされています。

ここからみても穀物の栄養と食物繊維は生きていくために欠かせないと昔の人も気づいていたんですね。

ですので、主食である『米』を玄米にすることが簡単であることは間違いありません。実際に栄養素的にもほぼ、生きていくために必要な糖質、タンパク質、ビタミンB群などを含んでいるのでそれだけで命をつなぐことができる代物です。

小麦も同じように栄養素は豊富な穀物です。しかし、外皮が固くて、粉にしてパンや麺にしないと食べられないので腹持ちが悪く、副菜にボリュームが必要になります。

米でも小麦でも『精製』して真っ白の状態になるとこれまでお話してきた食物繊維はほぼなくなるためにいずれにせよ、効率的摂取するには玄米もしくは全粒粉という形が望ましいのです。

ただ、食感が固くて、くせを感じる方もおられるのでどうしても食べられない方は副菜をしっかりと揃える必要がありますね。

また、魚なら手のひらサイズくらいまでのものなら皮や骨ごといただけるので当然、食物繊維もいただけます。肉に関しては鶏肉くらいの大きさなら皮もいただけますね。

野菜に関してはイガイガがある野菜や皮が分厚いもの以外は皮ごといただく習慣にするだけでかなりの食物繊維をいただけます。そうすることで実際に食べる量も調理する量も目減りするのでムダがなくなると思われます。ただし、農薬やその他の薬品が付着していることが懸念されますので必ず、50度洗いを実践していただけるといいと思います。

長々とお伝えしてきましたが食物繊維の重要さが少しは伝わったかと思います。w

食物繊維まとめ

外食しかできない人はできるだけ、ごはん、みそ汁、野菜、肉魚などの定食形式の食事を心がけるだけでも食物繊維の摂取量は変わってきます。

特に皮膚と大きく関わる食物繊維です。アトピー性皮膚炎、その他の皮膚炎にお悩みの方、シミや肌荒れが気になる方も是非、意識していただくだけで、変化が見られること間違いありませんのでお試しいただければ、うれしいです。

これから寒さが身に染みる季節を迎えます。食物繊維が不足していると皮膚が体表を守れなくて、寒さから身を守れない状態に陥ります。是非、いい気候のこの時期に準備していきましょう。

では、今回はここまでです。最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

okadaのアバター okada 院長

大阪市生野区のJR東部市場前駅から徒歩4分のところにある『おかだ鍼灸整骨院の院長 岡田彰久』です。東洋医学の良さを皆さんに伝えるための勉強会である『今日から使える東洋医学』もよろしくお願いいたします。

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